かつてインカ帝国を構成した四つの領域の一つ「アンティスーユ」。
歴史が今も息づくペルー南部クスコ州、アンデスの深奥に位置するサン・ロマン農園から、至高の一杯が届きました。
標高2,050メートル、昼夜の苛烈な寒暖差はチェリーの成熟を遅らせ、果実に高密度な甘みと洗練された複雑味を蓄えさせます。
農園主イサック・エスピノサ・フロレスは、この地域におけるスペシャルティコーヒー栽培のパイオニアです。有機肥料を用いた伝統的な農法を守り抜き、精製後は直射日光を避けた高床式ベッドで約20日間に及ぶスロードライを実施。水分値を緻密に軽え、豆本来のアロマと甘みを極限まで引き出しています。
VARIETY FOCUS: SL9
SL9は、その非常に華やかでフローラルな風味、際立った透明感、そしてエレガントな味わいから、ペルーの生産地では長年にわたり「インカ・ゲイシャ(Inca Gesha)」という名前で栽培されてきました。多くの関係者がゲイシャ種との関連性を疑いませんでしたが、SL9はゲイシャ種とは遺伝的な関連がなく、エチオピアの在来種(Ethiopian Legacy)のグループに属することが判明しました。さらに、1930年代にケニアのスコット農業研究所(Scott Agricultural Laboratories) で開発された
「SL-09」という非常に希少な品種と強い繋がりがあることが明らかになっています。
品種「SL9」が魅せる、華やかなアロマと澄み渡るクリーンな余韻。アンデスの風土と実直な手仕事が生み出した凛とした味わいを、ぜひご堪能ください。
※少量ロットのため、二藍の周年記念豆として現在二藍とオンラインストアのみで販売しております。
LOT INFORMATION -
Producer: Isaac Espinoza Florez
Farm: San Roman
Origin: Peru
Altitude: 2,050 m
Variety: SL9
Process: Washed
Drying: African Bed (Shade Dried / Approx. 20 days)